42号42号

42号特許の武器としての攻撃力の特徴

タマが相手に命中しているかどうか見分けられない

タマが相手に命中するとは

  • A社はライバルであるB社の特許に邪魔されて、いつも設計変更を余儀なくされていたとする。こういうときは、B社の特許が、A社に対して攻撃力として機能していると考えなければならない。
  • なぜなら、A社はB社の特許のために、技術選択の自由度を制限されているからである。
  • しかし、B社はA社の社内事情までわからない。そのために、実際には、タマが当たっているのかどうか見分けられない。

タマが当たっているかどうかは、我が社の事情から推論する

  • まず、社内で被爆意識の強い分野と、それほどでもない分野とをはっきりさせる。そして、各分野におけるライバルと我が社との出願件数の相対差を見る。
  • どの会社も、同じような結果になる。ライバルよりも出願件数が多い分野では、被爆意識がほとんどない。ところが、出願件数で劣っている分野では、被爆意識が非常に高くなる。
  • 社内に被爆意識がない分野では、ライバルの方が、我が社の特許に悩んでいると考えなければならない。これが、特許の攻撃力の最大の特徴である。