1. ウエット&ドライ・コミュニケーション

1. はじめに:「デジアナ人間」になろう

例えば、知的財産に関する雑情報を発信したとする。発信情報のコンセプトは「知財部門よ、がんばれ!」というエールであっても時には過激な「知財部批判」の論調になったとする。

発信者と面識のある人であれば“相変わらず、言いたいことをいってますね”と笑い飛ばしてくれるが、面識のない人であれば“こんなことを言われる筋合いはない”ということにもなりかねない。

やはり本意を伝えるには、ドライ(デジタル)とウエット(アナログ)のコミュニケーションが上手く合わさることが大切である。

この無料講座は、情報感性を身につけるために少しでも参考になればという趣旨のものである。

2. 日本はウエット・コミュニケーション

・日本は島国で国土が狭くて、単民族の国であり、人と人との会話による「ウエット・コミユニケーション」が根付いて、日本語は国内ならどこでも通じる。

・一方米国は、雑多な人種と広い国土のゆえに日本と比べたら「ウエット・コミュニケーション」は取りづらいと言える。

・その代わり、「以心伝心」による曖昧さを排除した「ドライ・コミユニケーション」技術が発達した。