5.「知財経営」を左右する、知的財産のマネジメント(2)

3.特許文献を使わない手はない

・特許文献は、様々な使い方がある。例えば

・継続して監視することで、新技術、新商品の流れが掴め市場ニーズを予測することができる。

・特許文献を分析することで、自社の関心ある技術領域での特許出願動向(特定技術・企業動向)を眺めることができる。

・更に自社技術と他社技術を比較することで、知財の安全を確認し、事業の優位性を確保することが出来る。

4.知的財産の運用は全社で取り組むべくテーマである

・特許文献は新規事業を計画している事業推進者、製品開発をしている技術者だけに留まらず生産活動に携わっている技術者たち、あるいは市場で商品を売っている人たちにも係わりがある。

・馴染みが薄い特許文献を新聞や雑誌のように身近にすれば、多くの社員は特許に関心を持つようになる。これまでのように限定された利用方法では実に勿体無い。

・自ら情報を集め、自分たちのアイデアを発明に結びつけ、発明を特許に仕立てるプロセスを身につけた技術者が増えれば会社は強くなれる。