3. 5Wマンダラ イメージ

 「5Wマンダラ」の意味は、図12のように、中心セルにWhoを、横軸にWhereとWhenを配置し、縦軸にWhatとWhyを配置することで、横軸を空間―人間―時間の「客観軸」と読み、縦軸を行為―人間―理由の「主観軸」と読むところにあります。

 具体的な手法としては、発散思考で書き出した各周辺セルのアイデアを、この構造化図形である5Wマンダラに従って配置し直すことが、つまり収束思考であり構造化思考(統合思考)を行うこといえます。

 もう一つの手法としては、各セルのことばの置き換え、書き換えをしながら、眺めることでしっくりくることばとその配置を完成させて、中心セルの概念の構造化を図ります。

「マンダラート」では、5Wを手がかりして、それぞれのWの問いに答えるようにメモを書くことを進めています。

1.Who(人間の問題)には、やりたいことを思いつくままにメモしておきます。
2.When(時間の問題)には、充実した今日、今週を創るために、何をするかメモします。
3.Where(空間の問題)には、住所録としてヒューマン・ネットワーク(人)をメモします。
4.What(行為の問題)には、Whoに記載したやりたいことの中から、それを具体的にどうやるか、どこか
 ら手をつけるかをメモします。
5.Why(理由の問題)には、思考や行動の原理や原則を考え、学びとるためにメモします。

「5Wマンダラ」は、「マンダラート」の中心的な思想を構成するものですので、詳しくは今泉浩晃氏の著作による書籍(「マンダラ・メモロジー」、中央美術学園出版局発行)にて、研究されることをお薦めいたします。