3-1.フラクタル図形と正四角形 イメージ

参考

  • 正六角形を中心にしてその周りに正六角形を並べた場合には、1枚の正六角形の周りに6枚の正六角形が並びますので、これが1単位(1:6)となります。1:6の基本図形が「N2法」の基本形です。
  • ちなみに、正三角形の場合には、1枚の逆正三角形の周りに3枚の正三角形が並びますので、これが1単位(1:3)となります。

    1単位が1:8、1:6、1:3のいずれを採用するかは別にして、これら最小の基本単位からなるフラクタルを「単位フラクタル」を名づけることにします。
  • 正六角形についてこの「フラクタル図形」を描いてみると、隣り合う単位フラクタルと単位フラクタルとの間に、単位フラクタルの構成要素の大きさと同じ大きさの正六角形一つ分の隙間ができてしまいます(実は、厳密なことをいうと、正六角形ではフラクタル図形は成立しません。小さな正六角形をどのように隙間なく並べてみても、大きな正六角形はできないからです)。

    したがって、紙面に対する面積効率を考えると、昔からある「曼陀羅絵図」と同じ正四角形からなる「フラクタル図形」が理想的であるといえます。