MC法講座講師:長谷川公彦

写真第7回   MCカードによるMC法実践

1.フラクタル思考とは

 フラクタル思考とは、核を持つマトリックスの各区画(これをセルといいます。)に覚え書きや思いつきを記入することで、考えをまとめていく方法です。マトリックスとしては、中心に核を持つ3×3=9画のマトリックスを使用します。この空白の9画のマトリックス(これを単位マトリックスといいます。)が思考のフォーマットになります。単位マトリックスの基本的な使い方は、次のとおりです。

(1) 中心のセルに考えようとするテーマを書きます。
(2) 周辺の8つのセルにテーマに関係する言葉やアイデアを書きます。
(3) 周辺のセルが埋まったら、周辺の各セルに書いた言葉を別の言葉に書き換えたり、他のセルの言葉と入れ換えたりして、全体の構成を整えます。
(4) 必要に応じて、完成されたマトリックスに基づいて、文章を作成します。