2.マトリックス・カード(MC)とMC法
マトリックス・カードとは、フラクタル思考をより簡単に使えるようにするため、思考のフォーマットである単位マトリックス(1階層マトリックス)をカード化したものです。
表面に9画の空白のセルを区切る罫線が描いてあり、裏面を白紙としたカードです。
マトリックス・カードを使用してフラクタル思考を実行することをマトリックス・カード法(以下、MC法といいます。)と呼びます。
MC法は、フラクタル思考の手順をカード操作の手順で説明することで、初心者にもフラクタル思考を簡単に体験できるようにしたものです。
MC法では、カードの表と裏を使用して、1枚のカードを9セルからなる空白の「単位フラクタル」のカード及び1面白紙からなる1セルのカードとして使用します。
1セルカードを9枚使用してフラクタルが完成したら、中央の1セルカードを裏返して9セル面側にその内容を書き写すことで「単位フラクタル」カードが完成できます。
「単位フラクタル」カード9枚で、中心フラクタル(9セルカード)とこれを展開した8つの周辺フラクタル(9セルカード)からなる2階層のフラクタルが完成できます。
空白の9画のマトリックスを埋めた(内容が描かれた)フラクタルは、いわば思考の地図といえるものです。
MC法は、カード操作を基本とし集団でフラクタル思考ができるように考えられていますので、セミナー等でグループ演習を行う際に最適なものです。