3.分析型のフラクタル思考の手順 イメージ

 難解な文章のタイトルや論理的思考が要求される問題のテーマを中心のセルに書きます。わからないことは分けることから始めます。その文章を構成するキーワード(構成要素)を周辺のセル毎に書き分けます。フラクタル思考ではこれを「フラクタルを展開する」といいます。

(1) 周辺のセルに書かれたキーワードを別のフラクタルの中心のセルに書きます。
(2) 展開したフラクタルの構成要素について更にフラクタルを展開していきます。
(3) 中心のセルに書かれたキーワードの意味するところをその周辺のセルに書きます。
(4) 展開したフラクタル(周辺フラクタル)の周辺セルに書いた言葉の意味がわかれば、中心セル(キーワード)の意味が理解できたことになります。

4.発想型のフラクタル思考の手順

 中心のセルに問題とするテーマを書きます。ポイントは、ヒントを出すことと、これらのヒントから実施可能なアイデアにまとめることとは、別に考えます。

 ブレーン・ストーミング法の要領で、解決のヒントとなる内容を思いつくままに周辺のセルに書き出します。
作成したフラクタルを眺めて、これはと思う一つの周辺のセルまたはいくつかの周辺のセルをヒントにして、実行可能な案を考えます。フラクタル思考ではこれを「フラクタルを収束する」といいます。適当なアイデアが得られなければ、周辺のセルに書かれている内容を別のフラクタルの中心のセルに書き写して、更にフラクタルを展開していき解決案を探ります。