11号11号 

11号未来予測の基本はY=aY

上の式でYは未来予測値と考える。それに対してaが定数、Xが変数と考える。定数aは、将来ある程度の確度をもって到来するであろう事実をいう。

例えばこんな事実がある。4年に1回アメリカの大統領選挙とオリンピックとが同時に開催される。このときには世界を駆け巡る情報利用がピークに達する。そのために紙の使用量が飛躍的に増大する。その結果、紙が値上がりする。

この事実を知っている人は、4年ごとに紙が値上がることを定数としてとらえられる。しかし、それを知らない人にとっては、変数になってしまう。

未来予測は、何が定数で何が変数かをわきまえる判断力を身につけるとともに、定数の値をいかに大きくするかがポイントになる。定数の値が大きくなれば、未来予測値に対する誤差も小さくなる。