従来の方法だと、分類作業に入るまえに、情報をどんな欄、どんな表で分類するかを、漏れなく十分に吟味する必要があった。しかも、一旦完成したつもりでも、しばらく使うと必ず、それでは分類できない情報にであったり、もっと別の視点での分類の必要が生じる。
これが、データベースとして重要な要素である事は認識されながらも、実際にはそれが出来ずに定型的な情報の整理にしか使われなかった大きな理由である。
これらの事を実践する為のツール(以下、「本ツール」と呼ぶ)は、限りなくフレキシブルに作られている。一度分類に使用した欄名はすべて、画面上の欄名ボックスに表示される。新しい欄名が必要なら、それを登録して使う。いつでも、いくつでも新しく登録できる。しかも、一旦作った表の構造を作りかえる(再構造化)ことが自在に行える。【図表3101】
全ての欄名を画面に表示できるから、似たような欄名が既にあればわかる。そうしたものは一つに統合する。いつでもシンプルに整理できる。だから似たような欄名が幾つも増えるということはない。能率的で、個人差の比較的少ない分類 (構造化) が可能である。