3. 相手を痛みつけずに味方に引き入れる

相手を痛みつけずに味方に引き入れる

孫子いわく、”必ず全きを以って天下に争う”

ビジネスの社会では相手を痛みつけずに無傷のままで味方に引き入れていく「共生・共創」の精神が大事である。グローバル規模で非敵対的なM&Aが盛んになっている。知的財産は共生と戦いの二面を持つ。ただし相手を選ぶことが大事で、相手のエネルギーが小さいうちに取り込むのが最上の策である。相手が巨大であれば戦わない。巨大同士が真っ向から戦っているときは備えて待てばよい。漁夫の利が転がり込むこともある。

戦いを知ることで、戦いを無くせる

孫子いわく、”兵を知るの将は、民の司命、国家安危の主なり”

危機管理に精通していない将(リーダ)は国(会社)を守ることはできない。幾ら争いが嫌いと言っても戦いから目を背けるのはよくない。戦いについて知ることが戦いを無くせるのである。