1.グローバル社会が市場を変える
・市場は大きく変わり、日本市場は「成熟・衰退期」を迎えて、物が溢れた状態にある。
・物が溢れると生活様式が大きく変わり人々の価値観は多様化し、なにもかもが変わる。
・仕事のやり方も、会社と社員との関わり方も変わってくる。
・日本企業は組織の力で製品を安く、品質も落とさずに生産するのが得意で経済大国になりえた。
・しかし大量生産品だけでなく個性に溢れた製品つくりが求められる時代となった。これからの商品は「五感」に訴えるコンセプトが求められる。感性豊かな社員の出番が多くなることが期待できる。
2.新市場の開拓はリスクが伴う
・今は物が売れないわけではなく、敢て欲しい物が無い状態である。作り手側も消費者も「欲しいもの探し」をしている。
・売れる商品がハッキリと分かっている時代とは明らかに異なる。
・従来の方式は他社よりもいち早く商品化し、しかも安く、更に便利な機能をつける技術競争であった。成功の暁には必ず売れるという保証があった。すなわち開発リスクは無かった。
・日本は「成熟・衰退期」にある。日本企業は新しい市場を求めて海外進出するか、新しい産業を創出するしかない。
・商品開発にはリスクが伴うので筋の良いコンセプトが生まれるまで調査研究をするという社内文化が求められる。