11. 通信と情報は違う。「情」が絡んでこそ、活きた情報となる

1.通信から得る情報は「報」で、お知らせである

・身近な情報源としてインターネット、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など入手手段は多い。

・何処にいても均質で新しい情報の入手が可能な「デジタル情報」は「一次情報」といわれ、ビジネスのヒントにはなるが、そのまま使える保証は無い。

・自分にとって役立つ情報は、やはり「対話」から得られたものが殆どといえる。

・対話といっても、具体的に相手がある場合と自分の頭に引っ掛かっている情報との反復(やり取り)がある。その情報を反復する最中に閃きを生むケースがある。

・相手との対話は、自分が発する情報に受け手側が、その情報に加算して返してくれば、更に対話が膨らみ新しい情報が生まれる。

2.人の「ゴッタ煮」こそ面白い情報がうまれる

・東京に情報が集まり、東京から発信される情報が、日本の90%を占めるという。それは、東京に雑多な人間がいるからである。

・一説では浮動人口の2乗に比例して情報は増幅されるという。

・情報が飛び交うところに「モノやカネ」が集まってくる。新しい会社、珍しいお店、国際会議や国際見本市も頻繁に開かれる。

・若者の街もあれば、お年よりの街もある。外国人タウンだってある。ビジネスマン街や官庁街そして歓楽街も集積されている。この「ゴッタ煮状態」が大都市の魅力である。

・時には自分が発信者側に回ることで、自分が抱えている問題解決のヒントが得られる可能性だってある。