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企画書は特定の人だけが書くものではありません。
研究部員、技術部員が自己主張し自己実現を図ろうとすれば、特許企画書である発明提案書を自ら書くべきです。
企画書には必ず書かなければならない項目というものがあります。 発明提案書は発明技術に関する発明仕様書ですから、必ず「目的と手段」が書かれていなければなりません。それには下記の能力が発揮されなければなりません。
・問題を見つける「問題発見能力」
・その問題をどのように捉えるかの「問題設定能力」
・その問題をどのように解決するかの「問題解決能力」
これらの問題は
問題意識がなければ生まれませんし、技術発明のコンセプトに相当する観点が定まらなければ問題の範囲も決まりません。問題をどう捉えるかこそが発明者の自己主張であり、存在価値であります。後は自分の考えを解決手段の提案というかたちで説明すれば特許企画書が完成します 。