MCによる「開発成果展開マップ」を完成することで、発明情報として記載すべき【発明の目的】、【発明の構成】、【発明の作用】、【発明の効果】の四要素と、これらの下位概念に当る「従来技術とその問題点」、「具体例、変形例、応用例の構成」、「具体例、変形例、応用例の作用」、「具体例、変形例、応用例の効果」のすべてが記載されることになるから、発明者は発明の位置づけを明確にした発明提案書が完成できます。
仮に、その発明提案書の項目で十分な記載がなされていないものがあったとしても、発明の構成要素である四要素の「発明の目的」、「発明の構成」、「発明の作用」、「発明の効果」という対応関係をたどることでその内容を推測できるので、特許担当者および弁理士は発明の内容を的確に把握できます。
また、メモ感覚で思考のシミュレーションをしながらまとめていくことになりますので、発明者の思考過程がそのままマップに表現されます。したがって、発明者に記載内容について聞き取りをする場合に、的確な質問ができます。