6-16. 階層構造のXY表示

概念の上位または下位を表す階層構造を2次元に表示するには、一般には上下に伸びる樹枝状(ピラミッド状)の系統図を作成する以外に、上位概念を中心にして、その周辺に下位概念を配置するといったマトリックス図形を作成する方法がありました。

実は、2階層の階層構造を2次元表示する方法には、WBS(作業分割構成という管理技術で使われている図解があり、一覧性も良好なものといえます。

WBSの系統図では、1階層目は課題(T)の下に横1列に課題を解決するためのヒント(A,B,C,D,E,F,G,H)を並べます。2階層目は、1階層目のヒント毎(A,B,C,D,E,F,G,H)に縦1列にそのヒント(たとえばA)から生まれるアイデア(a1,a2,a3,a4,a5,a6,a7,a8)を並べます。

これで、2階層の階層構造を縦横に展開した階層構造図が完成します。