2. 創造的になるためにはツリー図をつくるべき イメージ

 ルート・バーンスタインは、取り込むべき「大きな問題」(つまり、重要な暗示を含むものや複数の問題を同時に包む問題)を、どうすれば取り上げられるかということを研究しました。その結果、

 「科学者は問題についての論理ツリー図を作るべきだ。このツリー図は、どの問題を選択するべきかをわかりやすく説明してくれる。」といい、

 さらに、「問題解決のための秘訣とは、論理的に結合した(すなわち、入れ子にした)問題のツリー図を作る能力にある」といっています。(「ハイパーテキスト情報整理学」、ロバート・E・ホーン著、アデプト社松原光治監訳、日経BP出版センター発行)

 彼のいう論理ツリー図は、マンダラ思考法の入れ子構造と符合するものであり、両者は、側面から見る(階層展開)か、平面から見る(平面展開)かといった表現形式の違いだけのことであり、利用する場面に応じて使い分けるのがよいと思われます。