1-1. マンダラ思考法の基本手法 イメージ

(2) 分析思考の訓練

 難解な文章をセル毎に箇条書きにすることで、セル毎に分析します。「マンダラート」では、これをマンダラを開くといいます。法律の条文などを理解するのに、最適です。開いた周辺の各セルの意味がわかれば、全体が理解できることになります。

(3) アイデア発想の訓練

 中央のテーマに対する解決手段としてのアイデアを、その周辺に発散思考により書き出します。ブレーン・ストーミング法の要領で、思いついたことを書き出してみます。まとめるのは、後でよいことにします。

(4) 収束思考の訓練

 記入済みのマンダラをながめることで、周辺のセルと中心のセルとの関係やセルとセルとのつながりを感じ取ることが大切です。感じとれるまでじっくりと眺めることがコツになります。感じとったままを実行可能な案にまとめることになります。「マンダラート」では、これをマンダラを閉じるといいます。

(5) 発散、収束の繰返しが創造力を生み出すプロセスです

 マンダラ思考法に慣れるには、日常的なものをテーマとして考えてみることだと思います。たとえば、普段自分が利用している路線の主要な駅名を書き出してみて、自分の活動範囲をチェックしてみるのもいいでしょう。友人のものと比較すると自分とその人との活動範囲の大きさの違いや偏り具合(傾向)の違いが明確になり、今後の行動計画を立案する際の参考になります。その人の生活のイメージが頭に浮かんできて、より身近に感じられ楽しくなります。