6.MC法による単位フラクタルの作成方法
フラクタルには、フラクタル全体の中心に配置される「中心フラクタル(基本フラクタル)」と「中心フラクタル(基本フラクタル)」の周辺に配置される「周辺フラクタル(展開フラクタル)」とがあります。
いずれのフラクタルも1:8の単位フラクタルが基本となります。
(1)まず、マトリックス・カードを9枚用意し、中心になるカードの1セル面に解決しなければならないテーマを記載します。
(2)テーマに対するヒントや答えとなるキーワードまたはアイデアを8枚のマトリックス・カードの1セル面に1項目ずつ記載し、中心のカードの周辺に、キーワードまたはアイデアを1セル面に記載した8枚のカードを配置します。
(3)中心のカードを挟んで向かい合う周辺のカードの1対が同一概念または反対概念となるように、若しくは周辺を1巡する順序に解決手段となるように再構成し、必要に応じて周辺のカードの書き換えをします。
(4)1から3によりできあがったフラクタルを中心のカードの裏面 の9セル面に書き写します。
以上の1から4を経ることで、1枚のマトリックス・カードの9セル面に内容が記載されることとなり、最小単位のフラクタル(単位フラクタル)が完成します。