2.言葉と言葉の関係を知る イメージ

 言葉の意味を知るには、その言葉と関連のある言葉を調べてみることでした。関連ある言葉とは、第9図に示したように、対象となる語(概念)に対して広い意味の言葉(広義語)、狭い意味の言葉(狭義語)、同じ意味の言葉(同義語)、似た意味の言葉(類似語)等のことです。

 そこで、MC法では、これらの言葉を人間の感覚に一致させるように配置することから始めます。広義語は対象語の上位概念であるため、MCの真ん中の列の上の囲み(以下、これをマトリックスの一つの枠という意味で「セル」という。)に記載します。

  1. 狭義語は対象語の下位概念であるため、MCの真ん中の列の下のセルに記載します。
  2. 同義語は対象語と同位概念であるため、真ん中の行の左右のセルのいずれかに記載します。
  3. 類似語は対象語と同位概念であるため、同義語と同じレベルのセルであって同義語と向かい合った反対側のセルに記載します。その他特別な観点である概念で表わせるものがあれば、斜めの空いているセルに記載することにします。