6.たどりついた先は堂々巡り
ここにきて、「分類」の意味を調べたはずが「分類」という言葉に行き当たり、堂々巡り状態になってしまいました。最初に書いたように、言葉は言葉同士のネットワークの中で理解される性質のものであることが、ここで確認されたことになります。
したがって、同じ言葉が同系列の別の階層の単位マトリックスやまったく別の系列の単位マトリックスに存在しても、驚くことはありません。
必要に応じて、その同じ言葉が記載してある単位マトリックスを見に行けばよいのです。その別の単位マトリックスは、何らかの観点で作られていますので、それを見ることによって新たな認識や発想が生まれる可能性があります。
ものごとには、どのレベルで捉えるかどんな観点で捉えるかによって、まったく別の実体が見えてくることは、私たちがよく経験するところです。要は、目的に応じてレベルや観点を使い分ければいいことです。