43号43号

43号開発に必要なのは付加価値という考え方

次の場合に製品Aの販売を継続するか?
製品Aの原価120.000円の内訳
  • 現在の販売価格・・・・・・・・・・100.000円
  • 現在の販売数量・・・・・・・・・・250.000個
  • 我が社の固定費・・・・・・・・10.000.000円
材料費 30.000円
外注費 30.000円
工場経費及び人件費 60.000円
ヒント1: 製品Aの付加価値単価
= 100.000円(販売価格)-60.000円(材料費と外注費)=40.000円
ヒント2: 製品Aの付加価値総額
= 40.000円(付加価値単価)×250.000個(販売数量) = 10.000.000円
ヒント3: 製品Aが獲得している付加価値総額は、我が社の固定費と同額
Ans.
製品Aの販売は継続すべきである。
販売価格100.000円に対して原価が120.000円だからといって、この製品の販売を中止すると、我が社の固定費分と同額の付加価値総額10.000.000円がなくなってしまう。我が社の固定費をまるまる稼いでいるような製品をやめるのは誤り。

開発部門で必要なことは、原価よりも、製品の付加価値総額という考え方