特許権には、
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我が家に塀がなかったら
- 庭は子供の遊び場になる。
- 駅への近道なら、庭が道になる.
- ドロボーだって入りやすくなる。
特許権も同じ
もし特許権という塀がなかったら、せっかく築いた我が社の差別化領域を維持できない。特許戦略=出願戦略
どこに、どれだけの塀を作るかが、特許戦略の最大のテーマである。したがって、特許戦略は、出願戦略そのものといっても過言ではない。技術戦略と特許戦略とは車の両輪
- 技術戦略とは、我が社の差別化領域を築くことである。
- 特許戦略とは、その差別化領域を囲む塀を作ることである。
- したがって、技術戦略と特許戦略とは車の両輪となる。
高い高い塀の例
- 日本でパチンコ台を作っている会社は現在19社ある。この19社は、特許の管理会社を共同で設立し、それぞれの特許権を全てこの管理会社で管理させていた。
- これに対して、最近、大手電機メーカーがパチンコ業界に目を向け、参入を試みた。
- しかし、19社の特許権の塀があまりもしっかりしていたので、大手電機メーカーは参入できなかった。
- つまり、今までは、大手電機メーカーは、特許を一件も出願していなかつた。
- 長年特許権を蓄積してきたものと、その蓄積が全然ないものとの間では、その塀の高さは計り知れないものとなる。