02-2. 従来の手法、手段の問題点

文献カードから最近のパソコンソフトの間で、随分と楽になったり、改善された点が確かに沢山ある。しかし、創造活動にフルに活用するには、まだまだ不充分な点が沢山ある。

いずれも従来の方法で不能ということはない。紙の上の表でなんでも可能だ。要は、あまりにも効率が悪く、日常的に創造活動に役立てるには不充分だということである。【図表
2503

確かに、紙の上に比べたら、表計算ソフトは表構造をデザインするのが楽になった。それは、表の作り変え(再構造化)が楽になったからだ。

しかし、まだまだその機能は不充分だ。まだ情報が蓄積されていない表の構造を変える(表を最初にデザインする)のはさほど困難ではないが、すでに情報が分類されて蓄積されている表の構造を、そこに蓄積されている情報の分類内容を表構造の変更に追随させて変えるのは、並大抵なことではない。【図表2504