12.貢献した者には惜しみなく褒美を与える

賞罰について

会社へ貢献した者は惜しみなく褒美(*)を与える。会社へ損害を与えた者は厳しく処分をする。賞罰のいずれかが明らかになる仕組みがいる。責任所在の透明度が組織の緊張感を生み、個々のやる気がでる。しかし失敗した者への寛容さも必要である。組織を引き締めるためにも名誉回復のチャンスは与える。それが人作りまで任されているリーダーの役目でもある。つまり、自分で考えることのできる人材とグローバルで活躍ができる人材」の育成である。処分に対する不満を抱えて、いつまでも愚痴をこぼす者は、それまでの人間である。

(*)会社は技術競争に勝つために知的財産権の質を高めていかねばならない。真っ当な会社は、発明能力が高く、会社への貢献が期待できる優秀な技術者をお粗末には扱わない。会社は優秀な技術者を抱え込み知的財産の価値を高め、グローバル社会での生き残りを模索していくしか道はない。グローバル規模で優秀な技術者の争奪戦が激化する。