13.情報を制する者は戦いを制す

情報を制する者は戦いを制す

孫子いわく“名君賢将の動きて人に勝ち、成功、衆に出づる所以のものは、先知なり”

勝つためには事前に敵の情報を掴むことが大事である。即ち先に知ることが戦いを制する掟である。情報活動は優秀な人材が関わってこそ正確な敵情が掴める。

1970年代に米国で発表されたレポートを介をする。“経営者やリーダーは、情報を効率よく、かつ創造的に使うべきである”。つまり情報マネジメントを新しい面から見られるように訓練・教育されるべきである。情報は創造性を生み出す資源である。情報を活用することが売上げ、利益を開拓する。そして競争上、優位になることが保証される、と。逆に日本は、情報の価値に対して鈍感であることが許された。それは、国土の狭さと人種の均一に関係する。

いきなり相手を攻めるのは最悪の策である

孫子いわく“上兵は謀を伐ち、その次は交を伐ち、その次は兵を伐ち、その下は城を攻む”

最善の策は謀略で勝つこと、その次は外交で勝つこと、その次は武力で勝つこと、最悪はいきなり敵を攻めることである。篭城戦になれば長期戦となり勝てたとしても見返りは小さく受けるダメージの方が大きい。つまり“戦わずして勝つ”を目指すならば情報を巧みに操ることである。

知的財産の世界では正攻法が良い。権利侵害の抗議、あるいは答弁は、お互いが証拠資料として証明できる書類を隠蔽することなく正直に出すことである。それでお互いが納得できれば最上である。小さな行き違いがあれば外交で解決する。それでも解決が出来ないときは局地戦で打開策をさぐり和解、停戦に持っていく。文句を言われたら証拠文書を揃えて迅速に応えられる準備が大事である。対応の迅速さが相手を牽制することになる。準備が行き届いた会社との戦いは避けた方が賢明である。