21.必ず人を使って敵情を知る(2)

孫子いわく“先に知る者は、鬼神に取るべからず、事に象(かたど)るべからず、度に験するべからず。必ず人に取りて敵の情を知るなり”

世界で公開された特許情報を読むだけで自分たちの立っている位置が見て取れる。自分で情報を集め自分の頭で分析し、力いっぱい考えることで様々なことが見えてくる。もし他人の技術より遅れをとっている部分があれば、そこをどのように補強しなければならないのか軌道修正をする必要がある。一方では優位に立っている自社技術が有るならば、どの方向性で伸ばしていくべきかの「技術戦略」も立てやすい。

  1. ある製品は、どんな技術が主流か、周辺技術はどんなものがあるか
  2. ある製品は、どんな技術開発が進められているか
  3. ある製品は、どんな企業が参入しているのか
  4. ある製品は、どんな技術分布になっているのか
  5. ある技術は、どんな分野に使用されているのか
  6. ある技術は、どんな分野に実用化が可能か
  7. ある技術は、どんな技術革新がされているのか
  8. ある技術は、どんな技術革新を辿ってきたのか
  9. 自社技術は、どんな会社に売り込めるか
  10. 障害となる他社特許はあるのか、あるとすればどうすべきか
  11. どんな方向で技術開発を進めたらよいのか
  12. ライバル企業はどこまで開発が進んでいるのか、など