孫子いわく“先に知る者は、鬼神に取るべからず、事に象(かたど)るべからず、度に験するべからず。必ず人に取りて敵の情を知るなり”
相手より先を知るためには神様に伺っても「ダメ」、想像で推測しても「ダメ」、占っても「ダメ」、必ず人を使って調べて敵情を知るべきである。
ネットで調べたり、図書館で調べたり、関係者に尋ねたりしてこそ本当のことがわかる。競合会社がいまどんな参入障壁を持っているか、その元は何か、あるいは参入障壁の移動はあるのか、その可能性が見て取れるなら今後どのよう変わっていくのかを知ることである。
「知財戦略」の要諦は情報の収集能力と分析能力にある。即ち、情報を分析する人のインテリジエンス度によって情報の質に大きな差が出る。特許に関する知識(法律など)を詰め込んだところで応用の才が無ければ単なる評論家で終わり実践では使えない人材となる。