1.対話を膨らませる情報活用
・同じ体験をしても、ある人の話には含蓄があって、ある人の話は通り一遍で終わってしまう。それは視点の違いや発想の違いからくるものである。
・ある人が言う「今年の夏は暑かった」。
・ある人が言う。「アラブの人も40度を越すと駄目らしい。仕事をしなくなるので、天気予報では40度以下にごまかして発表するらしい。日本人は40度を越しても、満員電車に乗り込んでご出勤に及ぶのではないだろうか、と。
2.情報の捉え方に個性が出る
・ちょっとした違いなのだが、話をするなら、後者のような話のできる人とお付き合いをしたい。情報に色や匂いをつけられる人は、普段からの習慣が身についている。
・新聞・雑誌などでコラムニストといわれる人がコーナーを持っているが、彼らは視点の違いを売りにしている人たちである。
・視点が違うからどうしたというのだ、という意見もあるが、少なくとも、対話の材料にはなる利点がある。
・そういう意見自体が視点の違う意見で、対話がそこから始まる。情報を自分なりに加工できる能力は、現代に必須なものであるといえる。