3-5. 発明は産業を発達させる効果が重要

発明とは技術に至る前段階のものであり、発明が技術になるためには開発という段階を経なければなりません。

特許法でいう「技術的思想」とは、物質化され、実践され得るものとしての「技術的概念」のことであり、技術として社会的に存在でき何らかの価値をもたらすものでなくては、特許制度の目的である産業の発達は果たせないことになってしまいます。

その意味で、発明は人間の目的を満足する手段として実践的なものであって、効果があるものでなくてはならず、この
「効果」こそが発明の価値を決めるものであるといえます。

ということは、技術的思想である発明は、「目的」と「手段」によってなされる人間にとって有用な「効果」からなる総合的なものといえます。これが、いわゆる発明の三要素といわれるものです。