発明の把握の仕方で、発明の説明書および特許明細書案の内容が変わることになります。発明の把握に当り最初に必要なことは、従来技術を決定しなければなりません。
従来技術と発明とを比較することで発明の説明に説得力が生まれます。それも発明に最も近い従来技術を持ってきて、その従来技術との違いを説明します。次に、その違いによって生じる、
従来技術にはない発明のポイントは何かを説明します。 ・従来技術では解決されなかった課題は何か。
・その課題をどのような手段で解決したのか。
・その解決原理(作用)は何か。
・その結果、どのような効果が得られたか。
解決手段を記載するには、その発明に必要な最小限の解決原理が何かを吟味した上で、その構成要件を組み合わせなければなりません。