問題を解決するためには、まずその課題よく理解しなければなりません。課題を解決しやすくするために課題をうまく設定するということが必要になります。
課題の捉え方の問題です。
鉛筆が机から落ちて芯が折れてしまい困りものです。これは問題だと思いますが、なぜ机から鉛筆が落ちるのでしょうか?
それは、鉛筆は転びやすいからだとわかりました。
なぜ、転びやすいのでしょうか?机が傾いているわけではありません。それは、使っている鉛筆の断面が丸いからでした。
ここまでくると、鉛筆の断面の形状を変えれば転びにくくなるのではないかという考えが生まれます。課題の捉え方が重要な所以です。
これは、管理技術のIE(生産工学)の「現象の追求」と、QC(品質管理)の「原因の追求」という問題解決アプローチと同じです。これらの手法は、分析的に問題を追求しますので、分析的アプローチといわれるものです。