6-14. 階層構造の2次元表現

概念の上位または下位を表わす階層構造を2次元に表示するには、一般には上下に伸びる樹枝状(ピラミッド状)の系統図が作成されます。

しかし、上位概念に対する下位概念の数が多い場合には、これら複数の下位概念(複数の同一概念)を同じレベル(同一の水平位置)に配置することは、空間的な制限から無理になります。

階層構造を上下に伸びる樹枝状(ピラミッド状)の系統図が階層構造の正面図であるとすれば、階層構造の平面図とはどんなものとなるか?

上位概念を中心にして、その周辺に下位概念を配置すると、いわゆるマンダラ絵図と同じ図形が1つ完成します。

1つの正方形(上位概念)の回りに同じ大きさの8つの正方形(下位概念)を並べると3行3列のマトリックス図形が完成します。

さらに、このマトリックス図形の周辺の1つの正方形(下位概念)を中心にして、その周辺に更なる下位概念を配置すると、同様のマトリックス図形が完成します。