3.知財の仕事は、いつの間にか英語が読めるようになる
グローバル社会で求められることは、まず世界との橋渡しができる言語を持つことである。その橋は英語力である。知財部門が向き合っている発明技術は、まさしく文明である。繰り返しになるが、発明技術の説明は、世界共通の普遍的言語である「文明言語」で「論理的」に分かりやすく記述されている。
例えば米国特許明細書を読むことは難しいと敬遠するが、実は大きな考え違いをしている。アメリカ特許法には「誰もが理解できるように書く」ように規定されている。ということは曖昧な言い回しはなく、事実を明確に「論理的」に記述しているだけある。つまり、翻訳ソフトの支援が受けやすい「文明言語」が相手である。翻訳ソフトの支援を受けることで、英文構造に慣れてくる。
しかも英文の構造に慣れてくれば、英語へ転換できる「平明日本語」を日頃から意識するようになる。阿吽の呼吸を期待した「曖昧日本語」でなく、英語へ翻訳しやすい「やさしい本語」を意識して書けば、「日⇒英」の翻訳ソフトの支援が得られる。この繰り返しで、いつの間にか英語が身についていく。いま、英語が苦手であっても悲観することない。(*)詳細については、もし、自分が英語の教師だったら、どうする?で記述
