4.英語は「翻訳ソフト」の支援が得られやすい

1、『対話型人工知能(Chat GPT)と人間との違いを、英訳を通じて学ぶという授業が立命館大学で始まった』;朝日新聞 夕刊 2023/05/12 

この記事の中で、英語の論文を書く時に楽をしたい、と思った大学院生が開発したツールが紹介されていた。

『もともと論文を日本語で書き、英訳するために機械翻訳を活用していたという。示された英文の意味やニュアンスが正しいのか再度機械翻訳で和訳し、意図した日本語になっているか確認する作業を繰り返していた。この手間を省こうと同じ画面で翻訳と逆翻訳ができるツールを開発』(原文引用)

2.英語教育 チヤットGPTで変わる?誰もが英語”使える”ツール登場 専門家に聞く(朝日新聞 朝刊2023/06/11)

『必須だった英語が選択式になる。そんな時代が、ここ数年で来るかもしれない。(京都大学 国際高等教育院 金丸敏幸准教授)』

『―英語を学ばなくても、いい時代が来たのか(中略)。―中学や高校の英語教育にも影響があるのか(中略)。―変化は、どの程度先の未来か(中略)。

英語教師は必要なくなるのか、米国の学者が書いた論文では、AIの影響を受ける可能性の高い職業の2位に英語教師が入った。3位は、外国語教師。10位までの八つ、を教職が占めた(中略)。

英語を学ぶこと自体も揺らぐのか、英語がグローバルスタンダードであることは変わらない、また、ニュアンスや文化的背景を踏まえた高度な英語を駆使しなければならない翻訳家、通訳と言った職業が無くなるとは思わない。チャットGPTは道具。平均的なコミュニユケーションは代替できても、それ以上の知的作業は人間の力が必要だ』。(*)引用文の転載承諾は得ています

◆英語教育 チヤットGPTで変わる?朝日新聞記事のPDFは、こちらから

中学校時代の同窓友達であるS君の娘さんは、アメリカ人と結婚しており、アメリカで暮らしている。娘さん家族との近況報告はメールを使って英語で、やり取りしている。今ではコミュニュケーションが上手く取れるようになったと嬉しそう。彼は、英語が苦手であることを吹聴していた筈だが、それが、なぜ?

彼の説明によると、まず自分の日本語を翻訳ソフト(iPhoneに常駐)で英語へ翻訳し、その英文をコピーして、「英⇒日」の翻訳ソフト(ネットでgoogle)にかけて日本語へ翻訳する。そうすると変な日本語が出てくるので、日本語を修正して再度、①「日⇒英」の翻訳ソフトを使う。

このように2つのgoogle翻訳ソフトを行ったり来たりしてやっている。このやり方で翻訳した英文を英語の達人に見せたことがある。家族へ出す英文にしては「固すぎる」と言われた。しかし一番大事なことは、相手に伝わることであるから、と合格を貰ったという話である。