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日本は、なぜ半導体事業で負けたのか
- 日本は、なぜ半導体事業で負けたのか
「日の丸半導体」が衰退した理由が、新聞や雑誌で日々取り上げられています。その理由は、製品の設計から製造販売まで自社で完結させる「垂直統合型」の自前主義から、「半導体設計会社」と「半導体製造会社」が両立するようになり、そして日本は「ロジック分野」で負けたという論調になります。
- 日本勢は素材、装置が強みであるから問題はないと楽観的な意見もあります。しかし「ロジック分野」については、” とてもじゃないが、日本人が乗り出せる世界ではない“という考えもあります。その根拠となる理由は、①「発想・視点」の転換を促す情報力、即ち「インテリジエンス力」の不足、②変化に合わせたイノベーションを生み出す「創造力」の不足、③世界へ「物・事・考え」を伝える「論理力」の不足です。
- 何れも多くの日本人が苦手としている分野です。何れも「変革・革命期」すなわち「第4次産業革命」で求められている能力です。つまり若い人たちが、これからグローバル社会で活躍するための必須能力ともいえます。多くの若い人たちが、「情報力」、「創造力」、「論理力」を高めれば、旧態依然の会社組織も変われると思います。初めは小さくても、いずれ大きな仕事ができるようになります。それが、時代の変化に合わせたイノベーションを生むことへ繋がります。
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・はじめに&目次は、こちらから
・第1部:「変革・革命期」に求められるのは「情報力」 は、こちらから
・第2部:答がない時代、何かを生み出すのは「創造力」 は、こちらから
・第3部:世界へ「物・事・考え」を伝えるために必要な論理力 は、こちらから