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成熟・衰退期における筋のよい研究テーマの発掘

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創造力を共有・強化・継承して「成熟・衰退期」での製品開発

-すぐ役に立つ公開特許情報を賢く活用した「筋の良いテーマ」の生み出しかた-

本誌は、1998年10月1日に知的財産活用研究所から発行しました。発行当時は、このテーマへの関心は低かったです。いまや、日本企業のR&D体制は大変革期を迎えています。研究開発は「課題解決型」から「課題探索型」への転換です。本誌は現場で苦しんでいる研究開発者向けへの啓蒙支援だけでなく、筆者の米国企業での研究開発体験が書かれています。2000年以前に書かれた原稿であることに意義があります。

― 目次 ―

第1章 技術開発現場の過去と現状

01. 過去の研究開発 ①. 企業の生い立ちと成長 ②. 過去のプロジェクトは大型 ③. 課題解決能力を期待 ④. トップダウンの決定 ⑤. 質の良い兵隊とピラミッド組織 ⑥. 課題創出を任されると不幸

02. 成熟期・衰退期の問題点 ①. 社内シーズが少ない ②. 小型か見え見えのニーズ ③. 沢山の筋の悪いテーマ ④. 全社研究が機能しない ⑤. 全社研究の役割 ⑥. スポンサー制の導入 ⑦. サポートされるテーマがない ⑧. 御用聞きをする ⑨. 小人数で筋が悪いテーマが沢山

第2章 小さな研究開発システム

01. 小グループが中心の研究開発 ①. 製品と要素技術 ②. 研究と開発 ③. コンセプトの分類 ④. 「開発」への移行 ⑤. 「研究」の役割 ⑥. 「テーマ研究」 ⑦. 「コンセプト研究」 ⑧. 最近のテーマ創りの動き ⑨. 発想のプロセスを理解する ⑩. 重要なのはコンセプト研究の効率化 ⑪. 誰がコンセプトをうみだすのか、原則論 ⑫. 実際論 ⑬. 生み出すのは小グループのリーダー

02. 小グループのリーダーがなすべきこと ①. 過去を見習うことは出来ない ②. 取り得る戦略 ③. 情報構造化の共通のツールをもつ ④. 情報収集と構造化・再構造化に時間をかける ⑤. 情報ソースを絞る ⑥. 構造化された情報を共有する ⑦. まず時間を生み出す ⑧. コンセプト研究を行う ⑨. 最初のターゲット ⑩. グループ内で共有

03. 組織としての概略のステップ ①. 共通のツールを選定する ②. 教育をする ③. 構造化情報を流通させる ④. 組織レベルで共有 ⑤. まず特許情報にしぼる ⑥. 自社出願特許の構造化 ⑦. 競合出願特許の構造化 ⑧. 情報ソースや範囲を広げる ⑨. 市場の情報 ⑩. 各人の関心分野を探る ⑪. 文献や他の情報 ⑫. どこまで情報構造を共有するか

第3章 日本の抱える真の問題を摘出する

01. 日米の差ドライビングフォースとニーズ: ①. アメリカの創造力と日本の創造力 ②. 「情報」と組織について ③. 情報の重要性の認識 ④. 新しく大きなハンディキャップ ⑤. 確かに情報の流通網は出来た ⑥. 情報の共有を誤解 ⑦. 技術を使いこなせない ⑧. 求められる仕事も仕組も変った

02. 「記憶力」と高齢化 ①. 記憶力の低下は創造力を低下させる ②. 組織は個人の記憶力を補う ③. 技術の国内型空洞化- 組織としての記憶力

03. 「時間」と「ドライビングフォース」 ①. ベテランの経験 ②. 若い世代の置かれた状況 ③. 考える時間を持てない ④. 創造的であり得ない ⑤. あるのは逆ドライビングフォース ⑥. 逆平等こそ日本のガン ⑦. 現状打破の手掛り

第4章 現状打破の具体的活動

01. 時間とドライビングフォースを生む ①. 必要な時間を生み出す ②. 筋の悪いテーマの発生を無くす ③. 筋の悪いテーマが切れる環境をつくる ④. 管理者が勉強する ⑤. 筋の良いコンセプトに対価を払う

02. 目標は素質のある人間が創造力を発揮できるシステム ①. 構造化情報の生産と流通のシステムを作る  ②. 利用する(Take)立場の個人 ③. Giveする立場の組織 ④. プロジェクトチームを作る ⑤. チームの目的 ⑥. チームの活動内容 ⑦. メンバーの要件とチームの構成

03. 最新のドライ「技術」を活用する ①. 個人の創造力の強化が可能 ②. 組織で創造力を共有・強化・継承出来る ③. 逆平等が打破出来る ④. 誰でも簡単にデータベースを構築・活用出来る ⑤. 意識して残したい日本のメリット ⑥. 日本語と特許システム ⑦. 終身雇用とセキュリティー

第5章 筋のよいテーマとは

01. 筋のよいコンセプトを考える ①. 筋のよいコンセプトはどれか ②. 企業の望む独創性・創造性 ③. どちらが安易な道か-課題解決と課題創出

02. コンセプトの中味 ①. 目的コンセプトと手段コンセプト ②. 製品と要素 ③. 既存要素と未存要素 ④. 筋のよいコンセプト ⑤. 現行テーマの評価 ⑥. 従来のコンセプト形成 ⑦. 取られてきた方法の例 ⑧. ブレーンストーミング ⑨. 提案制度 ⑩. マトリックス組織

03. 情報の量と質と感度 ①. 情報の質と価値について ②. 情報の量について ③. 感度について ④. コンピューターと情報の質

第6章 創造力と創造のプロセス

01. 構造化した情報は創造力 ①. 創造力と発想の転換 ②. 「発想の転換」は情報の構造化・再構造化である ③. 「初期情報」と「構造化情報」 ④. 課題を解決するための情報 ⑤. 課題を生み出すための情報

02. 創造のプロセス ①. 創造とは ②. 創造のプロセスの全体像 ③. 関心情報 ④. 構造化・再構造化 ⑤. 抽出・類推 ⑥. 照合・採用 ⑦. 筋の良いコンセプトが生まれる確率 ⑧. 記憶力の果たす役割

第7章 創造力の共有が可能だ

01. 従来の情報の構造化と問題点 ①. 従来の情報の構造化の例 ②. 文献カードを使う ③. 表計算ソフトを使う ④. 従来の手法・手段の問題点 ⑤. 表構造のデザインが手間 ⑥. 多数の表を管理しきれない ⑦. ある時点での創造力が精一杯 ⑧. 解析能力が不充分

02. 創造力を共有するには ①. 「共有」 は 「流通」 と違う ②. 無限で自在な表が必要 ③. 無限の表を実現する ④. まず無限の表を仮想する ⑤. 表構造を画面へ表示する ⑥. ラベルを設計する ⑦. 何でも欄名化できる ⑧. ラベル付き欄名を理解する ⑨. ラベルつき欄名はラベルつきキーワード ⑩. 欄名システムはファイリングシステム

03. 心臓部が持った性能 ①. 無限の表を6個もつ ②. 操作はマウスクリックが殆ど ③. 「ある時点」 だけでない創造力 ④. 蓄積情報の解析が自在 ⑤. 万能でレディーメード ⑥. ツールに蓄積すべきデータ ⑦. 出所データ ⑧. 整理データ ⑨. ノート・メモデータ ⑩. 各セルの画面への配置 ⑪. リレーショナルデータベースとする

04. 創造力を共有する ①. 書誌データ、整理データを合体 ②. 無限の表を合体して融合 ③. 出来たツールのメリット ④. 誰でも自然にデータベースを構築できる ⑤. 操作のほとんどがマウスクリック ⑥. すべてリアルタイム ⑦. 情報をスムースに絞り込める ⑧. グラフやマップでコンセプトを形成できる ⑨. 他のツールの情報も融合できる ⑩. 創造力は確かに共有できる ⑪. いつまでもクリエイティブ ⑫. 従来の発想支援ツールとは違う

第8章 実際に創造力を共有する

01. 実際に創造力を共有してみた ①. 乳化重合タイプ液状感光性材料 ②. メタロセン触媒によるオレフィン重合 ③. まとめるとこんな表になる ④. スペシャリティーケミカル分野 ⑤. 表面実装材料及び技術 ⑥. 結び ⑦.お礼とお願い

「筋の良い研究テーマの発掘法」の本文はこちらから(PDF)

 

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