IPMA >> 一般公開資料 >> 長谷川MC法 >> 長谷川講座:「創造技法を学ぶ」
私は、天才レオナルド・ダヴィンチの書いたといわれるノートを見たとき、そのアイデア・スケッチがあまりにも精巧なのに驚きました。 実在するものをスケッチしたのではないかと疑いたくなるほどでした。同時に、「やはりこれだ」という自信のようなものを感じました。
というのは、私も開発設計に従事していた頃、最初に白紙の真ん中に開発テーマに対するアイデアを描き始め、その後、そのアイデアを実現するためのより具体的なアイデアや修正アイデアをその回りに描くことを、自然にやっていたからです。この点だけは、レオナルド・ダヴィンチと一緒であることを喜ぶと同時に、アイデアは次々に描きながら完成していくものであることを、そのとき確信しました。開発設計の次に私が取り込んだ特許管理業務では、工業所有権の他に、発明活動の支援を手掛ける上で、いろいろな創造理論と創造技法を勉強することになりました。
創造技法のうちで特に興味を持ったのが図解を多用する図解発想ないしは図解思考法とでもいえるものでした。その中でも、考える内容を中央に据え、思いついたアイデアをその周辺に並べていく手法が、技術的なアイデアを出す際の自由な思考を拘束することがない点で自分に合っているように思えました。
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