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【今後の活動】
【今後の活動】
◆人工頭脳(AI)と知財業務の共存を考える
1.AIと特許調査について
- 例えば出願前、審査請求可否、無効資料といった調査対象が具体的、且つ明確な特許調査はAIに取って変われる可能性があります。一方、研究開発テーマの探索調査、あるいは新技術(商品)開発のプロセスの中で、必要となる侵害予防調査は、抽象度を高めながら具体化させて行く知的作業となるためAIだけでは限界があります。
2. AIと特許翻訳について
- 世界共通語である英語との互換性が難しいのが日本語です。日本人は世界へ「物、事、考え」伝えるための日本語を用意する必要があります。それは、『日⇔英』の翻訳ソフト(AI)が使える平明日本語を意味します。翻訳ソフトで70~80%の翻訳品質が得られれば翻訳作業の生産性は飛躍的に上がります。翻訳者は、自分の知識と経験を吹き込んで100%の翻訳品質を目指します。この文書を「基準明細書」とします。この「基準明細書」を各出願国の現地代理人へ渡せば各国間のバラツキは少なくなります。「基準明細書」は欧州語、露語、北京語など、他言語への翻訳も翻訳ソフトの支援が受けられ、現地代理人も歓迎します。
3. AIと共存できるグローバル人材の育成支援
- まず現状を把握し、分析を行い、問題があれば対策を考えます。これらを実行するには、「事」の本質を知り得る知力が必要です。それには、まず論理的思考を身につけ、自分のアタマで考える習慣を身につけます。そうすることで①.物事の本質が見えるようになります ②.物事を多面的に捉えられるようになります ③.受身での仕事がなくなります ④.問題(課題)が見つけやすくなります ⑤.課題解決の道筋が早く見つかるようになります ⑥説得力が増し、周りの協力が得られるようになります。このような仕事は人間しか出来ないと思います。
◆MEMODASの活用事例を増やし、更に研究を進めて行きます
- (参考)MEMODAS関連のホームページは、こちらから
◆「筋の良い研究開発テーマの発掘法」の検証を進めて行きます
- (参考)停滞期・成熟期・衰退期における研究開発を考える(PDF)は、こちらから
◆ICT関連特許調査に続いて、IoT、AI技術へ調査領域を広めて行きます
- (参考)米国特許侵害訴訟事例集:ICT関連分野は、こちらから