知財の近代史から見える日本経済の衰退化
IPMA >> インテリジエンス能力が必要
知財の近代史から見える日本経済の衰退化
- 日本人技術者が語る米国企業での研究開発(R&D)体験
発明くんが作成した「現代版:知財年表」を追うことで、知的財産制度に関する国際的潮流は、知的財産権の保護強化であることが分かる。そのきっかけとなったのは米国のプロパテント政策である。その潮流のなか、日本企業で「黎明・成長期」と「成熟・衰退期」でのR&D部門の勤務を経て、米国企業のR&D部門へ移籍した日本人技術者の体験談である。R&D体制の日米の違いに困惑しながらも、その違いは何処から起きているのか、が興味深く書かれている
- なぜ、日本人はインテリジエンス力が弱いと言われるのか
この資料は、発明くんの師でもある篠原氏の原稿が基になっている。彼は、シリコンバレーに本拠を置く外国資本の会社で、日本地域担当重役として働いたことがある。これまでの経験の何倍もの重圧で「英語」がのしかかってきて、ビジネスの基本は「英語」であると共に「インテリジエンス力」ということを、嫌と言うほど思い知らされたという。更に米国企業の「リストラ」の凄まじさも目のあたりしてきた。