歴史から学ぶ、「言語」と「文化」
この資料は自分の関心事である「言語と文化」について、これまで「IPMA知財」へ寄せられた資料や書籍で書かれている文章を抜き出し、整理して保存しておくことが目的で作成しました。
「言語」と「文化」について様々な書き物を読みながら新たに分かったことが2つあります。先ずは、日本語と言語構造が違う英語を日本人が苦手としている理由が明確になったことです。もう一つは、対立は排除を生み、排除は恨みを生み出す。恨みは連鎖して止まらないということです。
もくじ
第一部文化が言語をつくり、言語が新しい文化を育てる
はじめに:英語の言語構造を知る
- 文化が言語を生み、言語が文化を育てる
- ヨーロッパの誕生とヨーロッパ文明の特性
- ヨーロッパの歴史から学ぶ「言語と文化」:1-4
・ヨーロッパの歴史から学ぶ「言語と文化」:5-8 - なぜ、英語が、国際共通語としてなり得たのか
- 欧米の文書、あるいは主張を通すため
・物を見る目、あるいは文章
・ゲルマン語とラテン語・フランス語 - 欧米人の「モノの見方や考え方の違い
・楽しみにしているテレビ番組 「小さな村の物語 イタリア
第二部文化が言語をつくり、言語が新しい文化を育てる
篠原ブログ1~20:ラテン文化とアングロサクソン文化の違い
- 近代文明とラテン文化
- 食事は楽しみか、労働力の力源か
- まずい食事と世界制覇との関係
- 効率という言葉はない
- 規律無き、幸せ社会
- 進歩・進化・発展・成長
- 真面目は受けない
- フアミリー
- 文明に及ぼす文化の陰
- 憧れと差別
- 対象物としての人間
- 文明と野蛮
- マネジメント能力
- 自営業・農・工・商
- ラテンの物つくり/自営工
- 手で作り出す感性
- ワインとビール
- アラブ・イスラムとラテン
- 自営業と根こそぎ漁船団
- ラテン文化と日本
第三部第三部 世界へ「物・事・考え」を誤解なく伝えるための「平明日本語」
- 日本人は、第二母語としての「オープン・ジャパニーズ」が必要
- 日本の英語学習指導は、根本的に間違っているのでは?
- 平明で「やさしい日本語」運動に関する情報が多くなってきた
- 理科系の作文技術 木下是雄先生の教えから学ぶ
- 普遍性ある世界共通の技術説明は「文明言語」で行われる
・篠原ブログ(99) 八代海軍大将、あるいは明治期の仕様書
・篠原ブログ(228) 丘浅次郎、あるいは明治期の文章 - 世界で通用する、戦える、強い「特許明細書」を作ろう、知財戦争とは言語の戦い
・日本の半導体事業が衰退した、もう一つの理由
・知財関係者の方へ、これだけは言い残しておきたい
第四部日本人としての、アイデンティテを失うな
- 「名こそ惜しけれ」:日本人の美学の核
- 二つの社会、あるいは、二つの世界
- 二値文明:ラテンからゲルマンヘ、そして中国へ
- 「オープンイングルシュ」と日本人の「アイデンティティ」は、共存できる
- 実践、日本人としての誇りと「アイデンティティ」を失うな
- さあ、どうする日本?西洋の没落、強欲の果てに(oswald Spengler)
- 書籍紹介:日本人は、なぜ英語ができないのか 鈴木孝夫 岩波新書
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